2013.01.25
大阪市北区西天満 増田法律事務所 弁護士 増田勝洋
先日ある中学校の先生に依頼されて、中学生向けに弁護士の職業についての話をしてきました。
中学1年生を対象に30人から40人くらいの生徒さんが各教室に分かれ、弁護士だけではなく、銀行員やガス会社、旅行会社や自衛隊などさまざまな職種の講師がそれぞれの職業について5時間目の時間を使って講話をするという企画でしたが、我々の中学生のころは学校で現役の社会人からその職業についての体験談を聞くような機会は全くありませんでしたから、そういう面では今の生徒さんは非常に恵まれているなとうらやましく思いました。
裁判とは?法律とは?弁護士ってそんな仕事をするの?日本にどれくらいの数の弁護士がいるの?なぜ弁護士になろうと思ったの?どうやって勉強をしたの?実際の仕事の良いところは?苦労するところは?などについて話したのですが、さすがに中学1年生だとどれくらいのことを理解してくれているのかなと少し不安に思いながら話をしました。
ただ、生徒さんたちは私が予想していたよりも熱心に聞いてくれていて、最後には質問もいくつか飛び出しました。
後日、「いい話だった。弁護士になりたい!」といってくれた生徒さんもいらしたという話を聞き、引き受けてよかったなと思っています。
以前、村上龍さんが「13歳のハローワーク」という本を出版したときに、これはいい企画だと共感した記憶がありますが、学校に通っているうちに、いろいろな職業の話が聞ける機会がこれからもっと増えるといいですね。
投稿者: